東(西)節子先生(1950年から1990年在任)には2019年7月22日逝去されました(享年89歳)。
ここに謹んで哀悼の意を表し,ご冥福をお祈りいたします。
ご主人の巌先生(故人)にも附属中学でお世話になった方も多いことと思います。
なお,ご家族のご希望でご自宅への弔問等はお控えいただき,墓前でご焼香ください。
菩提寺:東禅寺 東京都港区高輪3-16-16
藤棚の来歴(藤棚の藤は樹齢700年?)
この3月に藤棚の藤の木の大幅な剪定が行われました。残念ながら今年は藤の花を楽しめなくなりましたが、この機会に藤棚の来歴を、同窓会報「藤棚」19号(1988年)の木村憲二先生(1924-1948在職)、同26号(1994年)の石井定男先生(1949-1970在職)および「創立百周年記念 百年の回想」の加藤嘉男先生(1937-1960在職)のご寄稿に基づいて紹介します。長文ですがご寛恕を。
木村先生は1917年(大正6年)青山師範附属小学校高等科に入学され、大正13年卒業と同時に附属小学校訓導となられた方です。
学校は明治33年(1900年)に青山に移転していますが、当時の東亜たばこ社長佐々熊太郎、いち御夫妻が移転間もない校庭に木陰が少ないのをご覧になり、藤棚を明治39年(1906年)に寄付されたのだそうです。朝礼の時は全校児童がすっぽり納まる広さと書かれています。さらに、明治44年卒業の磯部吉雄さんから聞いた話として、代々木の八幡様に遠足に行った時、切り通しの崖が崩れ根がほとんど飛び出している藤を見つけ、神主さんから頂いてみんなで担いで来て植えたのもある、と記されています。
昭和11年(1936年)8月下馬校舎に移植する際は大きな藤を引き受けてくれる植木屋さんを見つけるのに苦労され、結局、「梅沢の彦さん」という植木職人さんが引き受けてくれたとあります。加藤先生のお話では、この中には樹齢700年の藤もあったとのこと。
さらに、昭和12年に吉田さん(昭和5年卒業)のご両親が娘さんの在学記念にとピンク色の藤を植えられたそうです。
石井先生によると、深沢校舎への移植も青山から下馬へ移植された同じ梅沢の彦さんに頼んだそうです。この移植に際しては、現在の附属高校の正門前に住んでおられた藤の寄贈者である佐々さんのお宅に伺いお話をしたとあります。附高出身の方、佐々さんのお宅ご存じですか?
下馬へさらに深沢への移植に際し、いずれも枯れた樹は無かったと書かれています。現在藤の木は上校庭に太い木が2本、下校庭には細い2本を含め7本植わっています。今の藤棚は移植後に枯れた藤が無ければ119年前最初に植えた数より2本増えていることになり、また樹齢700年の藤も無事深沢に移されたことになります。今や樹齢770年になり天然記念物級ではないでしょうか。学校の藤棚の花にはいわゆる藤色のムラサキのほか、シロと上述のピンクの3種があるそうです。私はうかつにも色の違いがあったとは気づきませんでした。
近年、藤の樹は花の数も少なく、幹に空洞も目立ち著しく元気がなくなっています。このままにしておけば早晩枯れてしまう恐れが出てきました。そこで、同窓会から栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク」に4本の大藤を移植され長らくそこの園長を務めた、藤に関しては第一人者で樹木医として高名な塚本こなみ氏(現在浜松市花みどり振興財団理事長)に診断をお願いし、同氏の指示のもとに東京所在の業者さんが剪定をしました。来年も引き続き剪定するそうですが、やがて再び緑波うつ藤棚が豊かな花の房をつけ、みごとな実がなるのを見られるように期待したいと思います。
第10回藤の実ファミリーデイ情報(3)
第10回 藤の実ファミリーデイパンフレット
パンフレットができました
第10回藤の実ファミリーデイ情報

藤棚56号(2024年)

創立150周年記念イベントについて
2026年、附属世田谷小学校は創立150周年を迎えます。同窓会でも、下記の日程で、母校の150周年を同窓生で集まってお祝いするイベントを計画中です。
2026年3月22日(日)
附属世田谷小にて
まだ日程だけで、詳細は決まっていませんが
もし、ご自分のクラスや学年でFBやLINEグループ等お持ちでしたら、シェアお願いします。予定に入れておきましょう!
企画段階から、または当日のみでも運営を手伝ってくださる同窓生を募る予定ですので、ご興味ある方は今後の投稿に注目していてください。
イベントでこんな企画があったらよいな、というアイディアもありましたら、メール(aoyama-dosokai@edit.ne.jp)で是非お寄せください。
第10回藤の実Family Dayのお知らせ
前回は、卒業生の来場も多く、盛況に終わったファミリーデーですが、今年度の開催日時が決定致しました。昨年同様お子様連れで楽しめるお祭りです。
卒業生有志の出店も歓迎です。(利益分は学校への寄附となります。)ご興味のある方は、メール(aoyama-dosokai@edit.ne.jp)で今月11月末までにご相談ください。詳細をご説明します。
開催日時
2025年2月15日(土)
9時30分〜13時
附属世田谷小にて
集団疎開関係史料を探しています
附属小学校は2年後の2026年に創立150周年を迎えますが,それに先立ち,学芸大学はその前身である東京府小学教則講習所が1873年に設けられて以来,昨年が創基150年でした。大学には大学史資料室があり,創基以来の史料を集めています。今後附属小学校関係の史料収集にも力を入れていくとのことで,校長先生を通じて同窓会にも協力を依頼されました。会員の皆様や附小を卒業された係累の方のお宅や御実家等に,特に,昔の学童疎開関係資料が眠っていないでしょうか。集団疎開時の日記や記録,写真,学校や担任から生徒への配布物,文集等がもしございましたら,これらを提供いただければ幸いです。どうぞよろしくお願い致します。
連絡先 青山附属同窓会
同窓会メールアドレス:apyama-dosokaiアットマークedit.ne.jp
(アットマークの部分を@に書き変えてください)
同窓会住所:158-0081 東京都世田谷区深沢4-10-1 東京学芸大学附属世田谷小学校内
訃報 大熊 徹 先生
大熊徹先生におかれましては2024年4月1日ご逝去されました(享年75歳)。先生は1972年4月から1982年3月まで在職されました。
ここに謹んで哀悼の意を表し,ご冥福をお祈りいたします。